今月のヘヴィローテーション
がんばれ!!まけるな!!ナメクジくん
発行:偕成社
作・絵:三輪 一雄
ナメクジを見ると、どうしても思い出されてしまう過去がある。
実は、小学校6年生の時、今思い出しても壮絶ないじめに遭っていた。当時の担任は全く取り合ってくれなかった。恐らく、退職金が減るのを恐れたのだろう。登校拒否にならなかっただけ、私は強かったのかもしれない。
ある雨あがりの午後、机の中から文房具がごっそり、なくなっていた。
またあいつらにやられたか...そう思いながら、あちこち探していると、教室の外の花壇に捨てられていた。大量のナメクジ付きで。
彼らの名前は全員、覚えている。彼らは忘れていたとしても、私はしっかり覚えている。歩くDBは、今に始まった事じゃない。当時から、記憶力はやたら良かったのだ。
とにかく、彼らと当時の担任は、私の心に大きな傷を作った。大量のナメクジと共に。
あれから22年経ったが、なかなかその傷が癒える事はない。
「好きな子には、ついつい意地悪をしてしまう」という言葉があるが、私はどうしても当時の事が思い出されてしまい、また、そんな自分がとてもいたたまれなくなる。
この絵本は、そんな私に少なからず衝撃を与えた。
主人公のナメクジ君は、とても健気だ。読み進めていると、ナメクジ君がだんだん愛おしくなってくるのが不思議だ。主人公のナメクジ君が人間だったら、思いっきり抱きしめてあげたくなる程(笑)
また、単に健気に描くだけではないのも、素晴らしい。
ナメクジが、かつてかたつむりと同じように殻を背負っていた名残、ナメクジだけではなく、かたつむりの身体の構造についてもわかりやすく説明がある。著者の本職は、イラストレーター。「イラストレーターとしての一番の大仕事」をきちんと「三輪一雄流」にこなしているのだ。
そして、なんでこんなにかたつむりとナメクジに詳しいんだろうと思って、プロフィールを探すと、アンモナイト集めが趣味らしい。そっか〜、うずまき系が大好きなんだ!!(嬉)
これはもう、愛の成せる業と言っても良いだろう。
そんな感性の持ち主が描いた、ナメクジ君の応援絵本。
ナメクジの事、ちょっとは見直せそうな気がしている。
MUさん、いらっしゃい♪
> 表紙の絵だけでも、かなりインパクトがありますなあ。
でしょ。アクリル絵の具でガシガシ描いたって感じ。
こういうの、結構好きだったりします。
・・・そんな絵本があったんですか、
今度図書館で探してみよう。
表紙の絵だけでも、かなりインパクトがありますなあ。