彼の元彼女がいきなり部屋に踏み込んできた。
「元彼女が、今彼との事で色々相談したい事があるらしいんだ。来られても、大丈夫?」
「あなたとヨリを戻したいって事じゃなくて? でなきゃ、何だかんだ理由並べて元彼の家に、のこのこ来ないでしょ」
始末の悪い事に、この女の名前は私の本名と同じだ。おかげ様で、彼の友人達からは「また同じ名前の女と仲良くなっているのか? 大丈夫か?」と、どうやら歓迎されていない様子だ。
目の前の女が知っているのは、昔の姿。私は、リアルタイムな彼の姿を知っている。そして幸いな事に、私は友達や知り合いが多い。乳もデカい(笑) とバカポジティヴに考える事にした。
# 少なくとも、この目の前の女よりは、ずっと
いやー、びっくり。この目の前の女のKY(空気読めない)っぷりと言ったら、久しぶりの強烈キャラ。
部屋に来た側から「ねぇ〜、○○〜(彼の愛称)、スウィーツ買ってきてぇ〜」「ねぇ、○○〜」
元彼との思い出話に始まり、色々と過去の自慢話を喋りまくる。あー、そうですか、そうですか。私はコーヒー、そして缶ビールを飲みまくる。
そして、今彼との関係について色々と。原因? この目の前にいる女の依存体質が原因である事は明らか。聞けば聞くだけ、こちらの体調が悪くなる程である。いつ部屋を出て行ってくれるのかと思っていたら、しまいには泊まるとまで言い出した。どーなってるんだよっ、この展開!! ここは、シェルターじゃないって!!(怒)
そして、真夜中。今彼がアパートの駐車場でお待ちかね、という事態に。あぁ、思いっきりネガティヴパワーをもらってしまったではないか。他人から良い影響は受けても、悪い影響を受けるなんて事はそんなになかったはずなのに、これまでそうやってて生きていたはずだったのに、あぁ、一体いつからこんなに弱くなってしまったのだ。
頭痛、肩こり、めまい、吐き気。かなりの重症である。まさか、会社を休む羽目になるなんて。
そして女は嵐のように去っていった。ふぅ〜、と安堵する私と彼。
だが、そのひとときも束の間。午前8時。ピンポーン♪とベルが鳴る。ん゛っ? 誰? こんな早朝に、誰だ?! まさか、出戻り? これから2人で温かな「みのハウス」(羽毛布団。布団にくるまっている姿を「みのむし状態」と呼んでいた事からこの名前が付いた)の中で、ふにふにしようとしていたのに、止してくれ〜(泣)
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